| 工藤新一は思った。考えた。思考した。推理した。 なぜ、今、俺はここにいるのだろうか? 整理しよう。 まず、朝起きたときから、俺は一人きりの静かな休日を満喫すると決めていたんだ。 いや、昨夜からだ。 昨日の晩、黒羽から泣きそうな声で『母さんが明日、買い物に付き合えって言うんだよ〜!よりにもよって新一と過ごす大っっっ切な休日に〜〜!!!!』という電話がかかってきた瞬間に、俺は、今日という日を存分に楽しむことに決めていたんだ。 そして、数ヶ月前に父さんが送ってきたダンボール5箱分の推理小説を読むことにしたんだ。 だから、昼飯を済ませた俺は、父さんの書斎に向かって。 そうだ。 父さんの書斎に向かって、書斎の扉を開けて、俺は、確かに書斎の扉を開けたはずなのに、なぜか、見たことも無い部屋の中に立っていた。 扉にいつもと違った様子はなかった。 ならば、扉と書斎とを繋ぐ時空そのものが歪んだとでもいうのか? いや、しかし、そうだとするならば… (以下、専門的文脈は作者の知識不足の為、割愛) 「…こうだから……それで……について考えると……」 |